”できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように”をスローガンに、社会の中に埋もれているあたたかな行為に敬意を表して「小さな親切」実行章を贈り、社会の中に思いやりのある心を広めていこうという運動です。その誕生のきっかけとなったのは、昭和38年3月、東京大学の卒業式で当時の茅誠司総長が卒業生に贈った告辞でした。
「小さな親切」を勇気をもってやっていただきたい。そして、それがやがては、日本社会の隅々まで埋め尽くすであろう“親切”という雪崩の芽としていただきたい。
この言葉がきっかけとなり同年6月、「小さな親切」運動が発足しました。以来、「人には親切に」という目標を掲げ、実践活動を展開してまいりました。 全国運動を推進するために、東京都に「中央本部」、道府県に「道府県本部」、市町村に「市町村支部」が結成されています。
「小さな親切」の心を育てる様々な活動を行っています。
主な活動内容
「小さな親切」実行章の贈呈
親切を行った方(個人・団体)に感謝の気持ちを伝えるため、賞状を贈り表彰する活動です。どなたでも推薦でき、どなたでも受賞できます。実際に見たり受けたりした行為だけでなく、新聞で読んだり、人から聞いたりして感動した親切でも構いません。
個人2名、団体1件に実行章及び実行章バッジを戸別訪問にて伝達し、善行を称えた。
数年にわたり新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から伝達式を中止していた。これまでに推薦が挙がっていた候補者を含め個人15名に実行章及び実行章バッジを戸別訪問にて伝達し、善行を称えた。
「小さな親切」作文コンクール
子どもたちに親切の意味と、他人(ひと)を思いやることの大切さを知ってもらうため行っているコンクールです。作文の技術力を評価するものではなく、親切を受けた時のほっこりした気持ちや、できなかった時の後悔など、素直な心の表現に重点を置き審査しています。
守政さんの作文
日本列島クリーン大作戦
“美しい日本、美しい心”をスローガンに、街をきれいにするだけではなく「ごみを捨てない美しい心」を育むことを目指す清掃活動です。
日本列島コスモス作戦
「小さな親切」運動のシンボルフラワーであるコスモスをはじめ、ミニヒマワリなどを植え、花いっぱいのきれいな街づくりを進める活動です。